2011年05月18日

「脳にいいおもちゃ」???

最近特に多い大人の方からの質問で「脳にいいおもちゃってありますか?」というものがあります。
少し前だと「頭がよくなるおもちゃってありますか?」という質問が多かったのですが、
近頃のテレビや本の影響なのでしょうか。

おもちゃに求めるものは「おもしろい」、それだけで十分だと思います。
お子さんが手にとってあそんでみて「おもしろい」と判断すれば、
どんな素材もおもちゃであれずっとあそぶだろうし、
「おもしろくない」と判断すれば、あそばなくなるでしょう。
おもちゃの世界はとってもシンプルです。
あとは大人の関わり方で、お子さんの興味も更に深まっていくものだと思います。

おもちゃに「脳の発達・ひとりであそんでくれる・散らからない・安全‥」
と全てを求めてしまうのはちょっと違う気がします。

例えば、のお話ですが
お母さんの真似をしてままごとあそびをしているお子さんに「何作ってるの?」とか
「あー、美味しい。おかわりちょうだい。」と一声かけるだけでお子さんは嬉しそうな顔をします。
当然あそびも深まって、お子さんもその中でさまざまな発見をしていくことでしょう。

一方で「男の子なのにおままごとなんかして!」とか「買ってあげてもどうせすぐに飽きるでしょ!!」
声をかける大人の方も多いようです。
ままごとあそびを始めるのは、いつも近くにいる大好きなお母さんをしっかり見てくれている証拠で、とても嬉しいことだと思います。
それなのにそんなことをお母さんから言われてはお子さんもきっと傷つくでしょうし、
あそぶ手も止まってしまうことでしょう。

同じものであそんでいても、大人の声かけひとつでその後のあそびの様子は変わってきます。
ずっとお子さんと会話し続けなくても、傍にいて、時々あそびを更に膨らませてあげるような
やさしい声かけをしてあげるだけで随分変わってくるはずです。


「脳にいいおもちゃ」よりもまず「お母さんと一緒にいる安心」を与えてあげて欲しいです。
その空間に「おもちゃ」があれば嬉しいなぁと思います。
posted by 0330yukainasakana0513 at 15:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見させていただいております。地方にて細々とアナログゲームを楽しませていただいております通りすがりです。
今回のブログの中で触れられていた「何で遊ぶか」ではなくて、「遊びに対して親がどう接するか」こそが大事であるとするご意見は、子を持つ親として目からウロコが落ちるようなご意見でした。
オモチャを売るプロなればこそ、本当に楽しんでもらえる、ためになる提供の方法として行き着いたご見識なのだろうと大変感銘を受けました。これからの更なるご活躍を期待させて頂きます。
Posted by 通りすがり at 2011年05月19日 17:43
通りすがり 様

こんにちは。
いつもブログを拝見していただいているとのこと、誠にありがとうございます。

なんだか偉そうなことを書いてしまったかなぁと、ドキドキしておりましたが、
そう言っていただけるととても嬉しいです。ありがとうございます。

「こんなおもちゃであそばせたい」という親の気持ちはとてもよくわかりますし、
そう思っていただける大人がいることは、私たちのようなおもちゃ屋にとっては
とても嬉しいことです。
ただ最近は「木のおもちゃ→良い→頭がよくなる」などと思い込んで、与えておしまい!!
になっている大人の方がとても多いようで、それはすごくもったいないことだなぁと思うのです。
私もまだまだ勉強中ですが、あそびの時間を通して、親子の信頼関係も更に深めていっていただければいいなといつも思っています。

黒川花奈
Posted by ゆかいなさかな at 2011年05月20日 17:01
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